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雲南省は中国の南西端にあり、北は四川省、西蔵自治区、東は貴州省、広西自治区と接します。また、西はミャンマー、南はラオス、ベトナムとの国境です。人口は4,597万人でスペインと同規模、面積は394,000平方キロメートルで日本とほぼ同じです。
中国の中でも少数民族が多い地域で、彝族など少数民族の比率は人口の3割以上に及びます。古来から地元の諸民族が建てた王国による独自支配が続き、中央の版図に組み込まれたのは明代に入ってからです。
雲南省は辺境の地にあるため改革開放後の経済発展から取り残されてきました。今でも省の経済力、1人あたりGDPは中国で下位にあります。2000年に始まった西部大開発政策でテコ入れが図られ、特にミャンマー、ベトナムなどとの国境貿易が活発化しています。
省都の昆明市は人口600万人を超える大都市です。市内には地下鉄が開通し、昆明国際空港と大阪、名古屋との間に直行便が運行されています。
留学生を受け入れている大学はそのほとんどが昆明市にあります。地理的関係から東南アジアからの留学生が圧倒的に多いのが特徴です。日本からの留学生はあまり多くありません。